水辺を取り戻す室蘭都市開発プラン!!ウォーターフロントを再活用

子供たちの為に、綺麗な水辺を取り戻したい本輪西側から港と測量山の景色を見るハーバービューは、とても美しい景色だと思うが、市民は容易に近づけない、何故なら港を取り囲む岸辺を全て工業用地に指定して各企業の所有地になっている為、市民の「入浜権」は全て奪われてしまった。過っては室蘭湾の所々に市民が水辺を楽しむ海水浴場も在ったのだが、子供の頃の遠い記憶になってしまった。遠い過去の大人達は政治をもてあそび、自然を全て台無しにしてくれた。其の頃の子供が大人になった時に、やっと廻りの物事が見え意見を言える成人に達した時は既に遅し・・・自然が破壊つくされた跡を見るだけ、何とも口惜しい。これから先は未来に生きる人々の権利も考え、廻りの自然の再生と保護を計画して出来るだけ良い物を残せたならと思う。 ]本輪西の本来の地形は、アイヌ語の「ワ・ネ・ウシ」(輪に・なっている・所)から来ていて埋め立てられる前は輪の様な深い入り江になっていた。この入り江には二つの川が注いでいて一方を「コイカ・クシ・ワヌシ」(東を・通る・輪西川)港北町を流れている。もう一方を「コイポク・クシ・ワヌシ」(西を・通る・輪西川)本輪西町を流れている。本来は別々に流れていて入り江に注いでいたものが、埋め立てによって合流して本輪西川として室蘭湾に流れ出ている。現在はドブ川のようになっているこの川であるが、もう一度川を生き返らせて運河に見立て川縁に寄り添う町も新しく美しい町に生まれ変わって貰いたいと願っているが、かなわぬ夢かな・・。こんな汚れたみすぼらしい川になってしまっているが、室蘭開拓の時代、この地に足を踏み入れた角田藩の移住者「添田竜吉」「泉麟太郎」等によって「コイカクシ川」の綺麗な水を使っての製氷事業(明治11年〜37年)が行われた事がある。この氷は「輪西氷」として評判になり年産約六百㌧もの氷を関西方面に出荷していた事があるくらい綺麗な川でした。(下の写真は、まだ「室蘭ウィンズ」も無く国道37号線のバイパスの切換えが引かれていない頃の風景です。)この光景を見てしまうと、一体この町の何処に美しい町に生まれ変われる要素があるのだろうか?土地の所有もバラバラで、金持ちも居れば貧しい人も居る、まして家も持つ事も出来ない人だって居る。そんな時代の事を考えると不可能に思えてくるが力のある者も無い者も、それぞれの力を出し合って行ければ、立ちはだかる土地の法律や資金の難問も解決して行けるかもしれない