レプン・モシリ <沖の国> アトカニ岩の伝説と日の神チェップカムイ


   アイヌの楽園・レプン・モシリ(沖の国)に
シャモ(和人)が移り住まぬ大昔 そのころも
月は この浜辺に ほほえんでいた。
 魔の神・ニッネカムイはこの美しい月が 憎かった
「一度でよい  夜の天を支配したい 」
ある夜ニッネカムイは日の神・チェップカムイから
光りの衣を奪い 夜空を舞う突如二つの光 輝く
 やがて 文化の神・オイナカムイはニッネカムイのしわざと見破り
銀の弓に 銀の矢をつがえトッカリショのアトカニ岩から
  ハッシと 魔人・ニッネカムイを 射る再び レプン・モシリに   平和が甦る        
          ( 室蘭民報社 「わが郷土」より )
アトカニ岩を探せ、、、!”アトカニ”とはアイヌの言葉で <我、弓を射る処>意味するが、その昔アイヌの人々がトッカリショの浜より漁に出る時に吉凶を占う為に弓を射掛けた場所とされる。さてアトカニ岩は何処に・・・。