風に吹かれて〜〜蘭岳散歩〜〜、л、、л、、、л

いざ野に行かん萩の花観に!! 其の昔、平安の世に生きる古の人々は野に下り風雅を求め薄や萩の花を愛でて沢山の歌を遺してくれた。「秋風は、涼しくなりぬ 馬連めて いざ野に行かん”萩”の花観に」(藤原定家)* ”萩”は「芽子」(ハギ)とも書き表されていて『万葉集』では詠まれた植物の中で百四十一首と一番多く詠み込まれている。*”薄”の事は他に「芒」「尾花」「茅」等と同じでススキもまた萩に同じく古の人達には愛されていたようだ。
室蘭岳の山麓高原には薄の原や萩の自生する所が有ったが、現代人は風雅を求める事もなく、折角の素晴らしい景色もゴミ捨て場にし台無しです。近年宅地化の波が押し寄せどれ程の自然が残されるのか心配である。 やがて此れからの人達は、打ち捨てられたタイヤや廃車スクラップを詩に詠み上げる事でしょう。室蘭市民にとっての自然の大切さはどの程度なんだろうか、・・・・?
田園都市室蘭の風景を、いつまでも永久に遺して貰いたい!!