:あぁ〜「酷道R・37号線」悲惨(37)な事故に、みな・・・・・・〜(交通問題から街作りを考察)


(此処に座って絵を描く、豆画家達もきっと皆立派な大人に成長しているでしょう。)
1978年2月23日の朝、室蘭市港北町1丁目11番12号の国道37号線の横断歩道にて小さな女の子が幼稚園に向かう途中の横断歩道で大型ダンプにはねられ即死するという痛ましい事故が発生していた。しかしそんな劣悪な環境の中、何事も無かったかのように小学校の児童の写生会が行われていた。どうせならばもっと美しい街の風景を描かせてあげたいのにと思った、我々日本人は全く以って街造りは駄目だなァ〜と思いました。今から過去に遡ると32年も時が過ぎてしまった。もしあの時事故に遭遇していなければ、あの時亡くなった小さな女の子は、きっと今頃、結婚して子供を持つ母親になっていたかもしれない。無くなった、お子さんの実の母親であれば、そんな風に亡くなった子の成長したであろう、姿を追いかけて見るでしょう・・・でもどんなに廻りを驚かせた衝撃的で悲惨な事故でも、時が過ぎればみんな忘れてしまう。交通事故で亡くなった人の数はとっくに第二次世界大戦で戦死した人の数を上回っていると言われてからは久しい。そんな先の大戦になぞらえて交通戦争と呼ばれたりもするが、戦争で死んだ英雄の為には立派な石碑が建つが、交通戦争で死んだ後にはベニヤ板の看板しか建たず、それもやがて倒れ撤去されてしまう・・・・
もし安全都市を宣言するなら看板倒れにならないで欲しい。宣言に適った都市を築くとしたら、交通弱者の立場に立ち返って各コミュニティー地域には必ず一つの歩行者専用街区を備えるようにすべきなのと自転車専用レーンを連続的に導入されるべきでしょう
看板主義よりは実際に都市造りの設計デザインの段階からしっかり盛り込んで実施して欲しい。(1978年度版「室蘭市政ガイド」)にて、室蘭初の歩行者専用道路として誇らしげに紹介されていた、歩行者専用道路は高圧送電線の真下(寒)の空き地を利用したものですが、此れは此れで良かったと思う。また室蘭唯一の全日制の歩行者専用のショッピングモールだった中央町アーケード街は今は無くなってしまった(悲)。
本当の意味で事故で亡くなった人達の命を大切に思い無駄にしない為にも、二度とこんな不幸に出逢わなくって住むように都市の生活環境を深く洞察して安心・安全の都市環境を造って行かなければならないと思う、行政を担う者は特にである